クラスとバージョン!Bluetoothについて知っておいてほしい2つのこと

Bluetooth接続(iPhone)

こんにちは!さがろぐです。

「Bluetoothって何?」と言われると・・・ちょっと答えに詰まっちゃいますよね(涙)

ざっくり言えば無線ですが、実は種類がいくつかあるので仕組みをよ〜く知っておきましょう!

WiFiとの違いクラス・バージョンなど、本記事では以下の内容で「Bluetooth」についてわかりやすく紹介しますね。

さがにゃん
さがにゃん

ちなみに読み方は「ブルートゥース」だよ!

ろぐにゃん
ろぐにゃん

知ってる!

Bluetoothとは?WiFiと比べたメリット・デメリット

はじめに、Bluetoothの意味・特徴を見ていきましょう。

以下の順番で「Bluetoothとは何か?」と「WiFiと比べたメリット・デメリット」を紹介していきますね!

Bluetoothとは何か?

まず、Bluetoothの意味をハッキリさせましょう。

辞書的に言うとBluetoothとは「デジタル機器用の近距離無線通信規格の1つ」です。

でも、ものすごくザックリ言えば以下のように思ってもらえればokですよ。

Bluetoothとは?

無線でデータのやり取りができるやつ。

(スマホ・イヤホン・オーディオなど)

機器に記載のBluetooth表記
Bluetoothの表示

例えばiPhoneとワイヤレスイヤホンを接続して音楽が聴けるという感じですね。

Bluetoothとは「無線」や「無線通信の種類」と思ってもらえればokです。

実は、その意味ではWiFiと同じと言えるんですよ!

さがにゃん
さがにゃん

次の章でWiFiとの違いを紹介するよ!

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WiFiと比べたメリット・デメリット

Bluetoothの意味がわかったところで、WiFiと比べたメリット・デメリットを見てみましょう。

BluetoothもWiFiも「デジタル機器の無線通信のやり方」である点は同じです。

でも、それぞれ得意・不得意があるんですよ。

わかりやすく特徴をまとめると以下のようになります。

WiFiとBluetoothの比較

【WiFiの特徴】

  • 通信スピードが速い
  • 接続距離・範囲は広め
  • 電力消費は大きい

【Bluetoothの特徴】

  • 通信スピードはそこそこ
  • 接続距離・範囲は狭め
  • 電力消費は小さい
wifi端末
ポケットWiFi

WiFiと比べるとBluetoothは通信スピードは劣りますが、消費電力が少ないのが大きな強みです。

また、Bluetoothは近距離用・1対1を想定したものです。

だからWiFiのように多くの端末を同時接続するのには向かないんですよ。

それぞれのメリット・デメリットを知ったうえで使い分けていきましょう!

ろぐにゃん
ろぐにゃん

でも最近は複数接続のマルチペアリング対応のBluetooth機器も出てきたよ!

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種類は3つ!Bluetoothのクラスについて

意味・特徴がわかったところで、お次は「クラス」について紹介しますね。

Bluetoothのクラスとは電波強度による段階分けです。

つまり「どれだけのパワーで電波を出せるか」の違いでクラス分けされているんですよ。

現在のオーディオ機器などで主流の規格Bluetooth LEでは以下の4つにクラス分けされています。

Bluetooth LEのクラス分け
  • クラス1・・・10 mW(+10 dBm)より大きく〜100 mW(+20 dBm)以下
  • クラス1.5・・・2.5 mW(+4 dBm)より大きく〜10 mW(+10 dBm)以下
  • クラス2・・・1 mW(0 dBm)より大きく〜2.5 mW(+4 dBm)以下
  • クラス3・・・0.01 mW(-20 dBm)以上〜1 mW(0 dBm)以下

クラス3が最弱で、クラス1が最強ですね。

そして、出力の強さ=通信できる距離と考えてくれればだいたいokですよ。

クラスが上になるほど離れた距離で通信ができるわけです。

目安となる距離は以下のようになっていますよ。

Bluetooth LEのクラス別のおよその到達距離
  • クラス1・・・約100m
  • クラス1.5・・・数十m
  • クラス2・・・約10m
  • クラス3・・・約1m
Bluetooth表記(air tag説明書)
Bluetoothを使う機器(air tag)

スマホについては「多くはクラス2で、中にはクラス1もある」という感じです。

ただし、日本の法律では最大出力は10 mWまでしか出せません。

だからたとえクラス1の機器同士でも通信距離は最大で数十mと考えてくださいね。

ちなみにiPhoneやAirTagのBluetoothのクラスは非公開です!

2台のiPhone
iPhone

でも僕が利用している体感では、おそらくiPhoneもクラス2だと思われますよ。

通信距離はもちろん障害物や他の電波との干渉があるともっと短くなるので、あくまで目安として捉えておいてくださいね。

そしてBluetoothのクラスで大事なのは「お互いのクラスがいくつか?」です。

クラスが違うと下のレベルに合わせるので、例えば最大距離200mという機器でもスマホがクラス2ならば最大で約10mの距離までしか通信できませんよ!

さがにゃん
さがにゃん

障害物は壁や天井、干渉する機器は電子レンジが代表的だよ。

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何に影響するの?Bluetoothのバージョンについて

クラスについてわかったところで、続いては「バージョン」についてです。

Bluetoothにもバージョンがあり、通信速度・通信容量・通信範囲に関わってくるんですよ。

例えばバージョン4.2よりはバージョン5.0のほうが通信の性能が上なわけです。

バージョンいくつまで対応できるかは機器によって決まっており、iPhoneは以下のようになっています。

iPhoneが対応できるBluetoothのバージョン
  • iPhone8以降・・・5.0まで
  • iPhone7以前・・・4.2まで
iPhone8pluls
iPhone8plus

Androidスマホはそれぞれのメーカーの取扱説明書や公式サイトを確認しましょう。

参考までに、Googleピクセルだと2020年発売の4aがバージョン5.0、2021年発売の6 Proがバージョン5.2に対応です。

もちろん最新バージョン対応のほうが何かしら性能は上ですが、必ずしも最新である必要はないですよ。

ここ数年以内に買った機器なら特に問題はないでしょう。

ろぐにゃん
ろぐにゃん

バージョンの古い・新しいがイヤホンの音質に影響することもないよ!

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まとめ

さいごに、今回の「Bluetoothとは?」のポイントをまとめて並べておきますね。

  • WiFiに速度・距離は負けるが消費電力は小さい
  • 接続距離は最大で約10m〜数十mが主流(クラス2かクラス1)
  • バージョンはそれぞれの機器の取説・公式サイトで確認!

1対1の接続を基本にしつつ、最近は複数接続も出てきましたからね。

WiFiよりサクッと使える場面も多いので、新技術のUWBと併せてどんどん活用していきましょう!

さがにゃん
さがにゃん

インターネットが無くても使えるからね。

ろぐにゃん
ろぐにゃん

なにげにそれが一番うれしい!!

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